防災クイズ初級

防災に関する基礎知識を学べるクイズです。ぜひ身に付けておきたい内容なので、全20問正解をめざしましょう!


 Q01 ~ Q10のクイズの答えは、○と×のどちらでしょうか?

Q01. 「緊急地震速報」が放送されました。家にいると危険なので揺れ発生と同時に外に出ました。

A. ×です。
「緊急地震速報」は強い揺れが予想される場合に発令されます。震度6-7クラスだと、全く何もできません。下手に動いてケガをしないように、机の下などに身を隠して揺れがおさまるまで待ちましょう。

Q02. 避難する時の服装は、動きやすいようになるべく身軽な薄着にします。

A. ×です。
避難する時の服装は、ケガから守るため夏でも長袖や長ズボンを着て肌を出さないようにしましょう。頭はヘルメットや防災頭巾などで保護しましょう。

Q03. NTTの災害用伝言ダイヤルの番号は171です。

A. ○です。
災害用伝言ダイヤルは、地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される「声の伝言板」です。

Q04. 大地震発生時、自宅までの距離が遠い、あるいは、交通手段に支障が出て帰宅が困難な場合は混乱を避け、翌日以降に帰宅できるよう、食料や飲料水を備蓄するなど職場に泊まれる準備をしました。

A. ○です。
自宅までの距離が遠いなど徒歩での帰宅が困難な場合は、混乱を避け、翌日以降に帰宅できるよう、食料や飲料水を備蓄するなど職場に泊まれる準備をしておきましょう。

Q05. 大人1人に必要な飲料水は、1日3リットルです。

A. ○です。
大人1人に必要な飲料水は、1日3リットルです。災害時に備えて貯水する場合は、生活用水とは別に飲料用水を蓄える必要があります。

Q06. 避難グッズを入れた「非常用持出し袋」は、急いで食料を入れられるよう台所に置いておきます。

A. ×です。
すぐに取り出せるように玄関や家の出入口に近い場所に置いておきます。また車のトランクや外の物置など、様々な場所に置けば自宅が被害を受けて取り出せなくても安心です。

Q07. 家族が離ればなれの時に、大きな地震が発生しました。相互の連絡には、それぞれの携帯電話を使用します。

A. ×です。
災害時、携帯は通じないことがあります。普段から家族で災害発生時の集合場所を決めておきましょう。また、家にいる時、会社・学校にいる場合など、場面ごとに決めておくとよいでしょう。

Q08. 避難場所や災害に関する情報は、防災行政無線で確認する事が、最も良い手段です。

A. ×です。
防災行政無線は、場所によっては聞きづらいこともあります。大雨や増水した川の音で聞きづらい場合もあります。幾つかの方法で情報を入手できるように準備しておきましょう。(例:ラジオ・ライト・携帯充電機能・サイレン等の多機能「防災ラジオ」等)

Q09. 防災の日は、9月1日です。

A. ○です。
10万人を超える死者・行方不明者を出した関東大震災(大正12年9月1日)にちなみ、昭和35年に定められました。毎年9月1日を中心として「防災思想の普及、防災訓練等これにふさわしい行事」が実施されます。

Q10. 南海トラフなど巨大地震に備えて、最低で1週間分の非常食を用意します。

A. ○です。
広域に被害が予想される南海トラフ巨大地震などに備えると、1週間以上の確保が望ましいです。家族の人数に合わせて必要な量を準備しておきましょう。


Q01~Q10は、全問正解できたかな?

つづけて、Q11~ も頑張ってみよう!


 Q11 ~ Q20のクイズの答えは、各選択肢の中のどれでしょうか?

Q11. 大きな地震に備えて準備する物の中で、最も重要な物は?
   【水、カンパン、懐中電灯、携帯ラジオ、医薬品、笛、多機能ナイフ】

A. 「笛」が正解です。
自分が生き埋めになり脱出できない等の最悪の場合、所在を知らせるため最も重要となります。阪神淡路大震災では、3万5千人の方が生き埋めとなり、自分で脱出できない状況に陥ったといわれています。


Q12. 外にいる時に大きな地震が発生した場合に、避難する場所として最も適切な場所は?
   【コンビニストア、ガソリンスタンド、交番】

A. 「ガソリンスタンド」が正解です。
阪神淡路大震災では、実際に猛烈な火災がガソリンスタンドで焼け止まりになったという例があります。他にも、火にも地震にも強い施設への避難を心がけましょう。


Q13. スーパーマーケットにいる時に大きな地震が発生した場合に、あなたがとるべき正しい行動は?
   【買い物カゴを被ってうずくまる、コンクリートの柱の下に避難する、非常口から逃げる】

A. 「買い物カゴを被ってうずくまる」が正解です。
スーパー等の買い物カゴは、意外にも強度があります。とにかく頭を守る行動を取りましょう。


Q14. 家にいる時に大地震が発生し、自分より体重の重い人が倒れて動けなくなっています。どうやって運び出しますか?
   【毛布で体全体をくるんで運ぶ、ひもをわきの下に巻いて運ぶ、ジャンパーを着せて襟を引っ張って運ぶ】

A. 「毛布で体全体をくるんで運ぶ」が正解です。
襟や脇の下だと力の及ぶ所が狭いため、ヒモもジャンパーも強い力がないと運べません。


Q15. 地震発生後、柱に足が挟まれて長時間身動きできず苦しんでいる人がいます。あなたがとるべき正しい行動は?
   【柱を持ち上げ助け出す、そのままにして救助隊の到着を待つ、挟まれている足をマッサージする】

A. 「そのままにして救助隊の到着を待つ」が正解です。
長時間、足や腕などが重い物の下敷きになっていると体内に毒素が発生します。それを急に取り除くと、毒素が血液をめぐり心臓停止などを引き起こすことがあります。これがクラッシュシンドロームといわれる症状です。2次被害を出さないためにも、救助隊の到着を待ちましょう。


Q16. 災害発生時に手元にビニール袋がある場合の、正しい使い方は?
   【膨らませて防災頭巾代わりに使う、水を入れて火元に投げ火を消す、頭から被り火災時に煙を吸わないようにする】

A. 「頭から被り火災時に煙を吸わないようにする」が正解です。
空気を入れて被ると2~3分呼吸できます。煙を2呼吸ほど吸うと意識不明でその場に倒れてしまうことがあるので、それを防ぐことができます。


Q17. 激しい雨が続き水が溢れて道路や床下に氾濫し始めました。家族揃って避難することにしましたが、正しい行動は?
   【車を避ける為道路の端を歩く、元気な人を先頭に急ぎ足で歩く、高齢者・子どもを真ん中に縦一列でゆっくり歩く】

A. 「高齢者・子供を真ん中に縦一列でゆっくり歩く」が正解です。
道路の端は、側溝・マンホールの蓋が外れているなど危険です。先頭の人が長い棒などで安全を確認しながら、着実に前に進む必要があります。元気な人が、高齢者や子供を背負ったり、前後の人をロープで結んで避難しましょう。


Q18. 海岸にいる時に揺れを感じました。この時にとるべき正しい行動は?
   【海の様子を観察する、津波注意報・津波警報を聞く、すぐに高台や高いビルに避難する】

A. 「すぐに、高台や高いビルに避難する」が正解です。
津波は引き波無しで起こることも、地震発生から2~3分で襲ってくることもあります。海岸で揺れを感じたら、すぐに高い所に避難しましょう。


Q19. 地下街にいる時に地震が発生した場合に、とるべき適切な行動は?
   【急いで地上に出る、非常口へ行く、周囲の様子をみる】

A. 「周囲の様子をみる」が正解です。
慌てて非常口に殺到するとかえって危険です。警備員等の指示に従い、落ち着いて行動しましょう。


Q20. 1981年以前に建てられた家に住んでいる方々へ、次のうち間違っているのは?
   【瓦屋根で屋根が重いから地震にも強い、専門家に耐震診断を依頼、寝室に高い家具を置かず家具は壁に固定】

A. 「瓦屋根であり、屋根が重いから地震に強い」が正解です。
瓦屋根で屋根の重い住宅は、台風には強いが重心が高いため地震に弱いものです。1981年建築基準法の改正により、新耐震基準が制定されました。これにより地震に対する強度が向上しました。ご自宅の建築年度を意識しておくことも、備えの一つになります。


初級編は、ここまでです。

お疲れ様でした!!