野外に出た時に、後から来る人のために自然物を使って「しるし」をつけ、たどる道を知らせるものです。石、草、木などを使うことが多いですが、ここでは、石と木を使った道しるべについて、その一部をご紹介します。
1.「道しるべ」使用時の注意
(1) しるしをつける時
①出発点、終着点をはっきりさせること。
②他団体のものと混ざらないよう工夫すること。(団名などの名称を追記すること)
③交通規則にしたがい、しるしは原則として右側につけること。
④しるしとしるしの間隔は10~15mくらいとし、分かりづらい場合は、距離をせばめてくわしくつける。分かれ道では進む方向を示すだけでなく、逆の道に「きけん」のしるしをつける。
⑤しるしを見やすくするため、周囲の不要物は取り除くこと。
⑥通行者に踏まれたり、風や雨で崩れたりしない場所につけること。
(2) しるしをたどる時
①しるしは、正面に立って確認する。
②しるしの種類と数、確認するまでにかかった時間を記録する。
③途中で分からなくなった場合は、代表を1~2名ほど選び少し先まで進行してみる。または、一つ前のしるしまで引き返して、しるしの見落としがないか確認する。
④最後の組は、しるしを全て消して、元通りの自然の状態に戻す。
2.石のしるし
(1) この道をまっすぐ
(2) 右へまがれ
(3) 左へまがれ
(4) 危険
(5) この方向に進め
(6) この方向へは行くな
3.木のしるし
(1) 右へまがれ
(2) この方向へは行くな
(3) 危険
(4) この方向に5歩進んだ所に手紙あり